カルテック米について
ショーエイ農産では、お米づくりにカルテック農法を採用しているものがあります。
※カルテック農法で栽培されたお米は、「カルテック米」と表示します。
カルテック農法で育ったお米は、粒が大きくモチモチと粘りがあり、冷めても美味しいのが特徴です。
なぜそのような美味しいお米ができるのか、カルテック農法について詳しくお話します。
カルテック農法とは
カルテック農法とは、1.『地力作り』と、2.『カルシウム栄養供給』、などによって、作物を理想的に育てる栽培方法です。
1.地力づくり
作物を一回収穫すると、土中の微生物は約半分に減少すると言われています。良い作物・お米を継続的に収穫するためには、良い微生物を増やす必要があります。
秋の収穫後、ラクトバチルス(乳酸菌)と、最小限の肥料を田んぼに散布して、稲わらと混ぜて耕うんをします。春までの間に、理想的な地力つくりができます。
①ラクトバチルスの乳酸菌が、肥料のチッソと有機物(稲ワラ、籾ガラなど)を分解します。
②土中には作物に有益な微生物や腐植が増えます。
③数年続けると、田んぼの土は栽培に理想的なフカフカの土になります。
【期待される効果】
①稲の根が伸びやすくなり、根張りが良くなります。
②肥料の適量散布ができます。
③毎年、同じやり方で、継続的に地力つくりができます。
④数年続けると、田んぼの土は栽培に理想的な、フカフカの土になります。
2.カルシウムの供給
日本の国土にはカルシウムが不足しています。 カルシウムは、人体と同様に植物でも最も大切な栄養素の一つです。
秋の収穫後から田植えまでの間と、出穂前など、数回にわたり、カルシウム栄養資材を田園や・稲に供給します。
【期待される効果】
①美味しいお米が収穫できます。
②お米の粒が大きくなります。
③病気や害虫への抵抗力が増すので、農薬が少なくてすみます。
根の強さを維持
作物・稲の生長には、根が最も大切です。常に根を見て育てます。
チッソの追肥
チッソの肥料は、適切な時期に、最小限だけ散布します。出穂の50日前に分ゲツ肥を、25日前に穂肥を散布します。チッソには、葉面積を大きくするとともに、光合成能力を増大させる役割があります。
このように、地力つくり、カルシウム供給など、手間のかかるカルテック農法ですが、作物・稲に理想的な栽培方法で、毎年同じやり方で、美味しいお米を安定して収穫できるという大きなメリットがあります。
過剰な肥料を与えずに、ラクトバチルス(乳酸菌)とカルシウム栄養供給で、高品質で美味しいお米を作り続けます。